オーディオ機器
リニアPCM録音
今まではDATで撮っていたのだが、デジタルオーディオプレーヤー全盛の今、HDDやフラッシュメモリに16Bit 44.1KHz リニアPCM で録音できるポータブルな機材はないものかと昨年から探していた。でも、意外と見つからなかった。
例えば、iriver H100ではWAV形式で非圧縮で録音できるのでどうかと思い神田小川町の店も訪ねてみたが、サンプリングに失敗してプチッという音が記録されてしまう場合があるらしいことと、どうも商品自体が終息する方向のようで断念した。色々なところで「今の人たちってCDのマスタリングとか何使っているの?」と聞いてみたが、プロ仕様の物を除くとあまりはかばかしい答えが見つからなかった。MDを使っている人が多いようだが、MDって不可逆圧縮しているんですよね。アコースティックな楽器を操る我々には、とても使えない。今でも、やっぱりDATを使うことになるようだ。でも、コンシューマー向けのDATって、もうほとんど商品として存在しない。
そんな中で、希望を満たしてくれそうなものをようやく見つけた。EPIDOL R-1だ。これは、16もしくは24 bitのビットレート、CDと同じ44.1kHzのサンプリング周波数で、非圧縮WAVEで記録してくれる。記録メディアはコンパクトフラッシュなので、動作音もないだろう。娘のピアノコンクールの朝、駆けずり回って入手した。
早速、娘のピアノ演奏を内蔵マイクで録ってみたところ、音源までの距離が遠かったせいか、入力ゲインを最大にしてもピークで-16dBぐらいまでしか振れず、このレベルではエフェクトなしの素の状態では、ヒスノイズや暗騒音が気になった。
ノイズを減らして聴くために Noise Reducer のエフェクトを掛けると、今度はピアニシモが聞こえなくなる。これは、Noise Gate(一定のレベル以下の音量の場合にカット)の設定の影響なので、このパラメータを0にして Hiss Cut だけを有効にすると、今度は違和感なく聞けた。
S/N比が高いとはいえ、デジタル録音でも、ダイナミクスレンジの広いクラシックの生演奏では録音時の入力ゲインを最適化することが重要なのね、という当然の結論に帰結するわけだ。
さて、娘のコンクールの結果ですが、無事予選を通過しました。本選が楽しみですな。

