たはむれごと
「袋、ご一緒させていただいてよろしいですか」?
コンビニで温かいものと冷たいものを購入すると、「袋、ご一緒させていただいてよろしいですか?」と聞かれる。大変違和感を感じる。
「ご一緒する」は一緒になる相手に対してへりくだる謙譲語だから、例えば相席させてもらうときに、既に座っている人に対して「ご一緒させていただいてよろしいですか」と使うのが適切な表現だ。
コンビニの例の場合、袋に一緒に入るのは、購入した商品だ。冷たい緑茶が温かい弁当に「袋、ご一緒させていただいていいですか?」と問うている図が頭に浮かんで仕方がない。コンビニ店員が商品に愛情を注ぐあまりに擬人化してしまうのは分からないでもない(?)が、客に同意を求められても返事のしようがない。
「(温かいものと冷たいものを)一緒の袋に入れさせていただいてよろしいですか?」でいいじゃない。袋に「入れる」を単純に謙譲表現にすればよいものを、「ご一緒する」を持ち出すから話がややこしくなる。なんだか、敬語を使わなくてはいけないという強迫観念に駆られるあまり、主語と述語の関係すら分からなくなってしまっているかのようで、気の毒に感じる。
今度から、「一緒の袋に入れていただいていいですよ」と返してあげることにしよう。
2005-05-14_19:44-tyada
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